今回は、Blocklyの標準機能であるブロックのコメントと、MQLコード変換時にカスタマイズした部分についてメモしておきます。
まず、以下のようなブロックがあるとします。
これをMQLコードに変換すると、
void Tick()
{
double sma1 = (iMA(_Symbol, (0), 10, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, 1));
}
と、コードだけが表示されます。
変換したコードがそのまま実行できるのであれば、内容がわからなくても問題ありません。しかし、Block EAでは文法チェックまで行うわけではないので、変換したコードがそのまま動く保証はありません。
なので、後からコードを確認するためにも、コードにコメントが追加されると便利です。
Blocklyでは、各ブロックにコメントを付加することができます。ブロックで右クリックするとメニューが表示されるので、「コメントを追加」を選びます。
すると、ブロックの左上に「?」というアイコンが表示されます。それをクリックすると、コメントを入力することができます。
コメント入力後、「?」をクリックするとコメント画面は閉じます。
コメントを出したままブロックでプログラミングしてもいいですが、邪魔であれば閉じておいて、必要なときだけ確認してもいいでしょう。
このようにブロックにコメントをつけると、コードは以下のように変換されます。
// ティック時実行関数
void Tick()
{
double sma1 = (iMA(_Symbol, (0), 10, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, 1));
}
ブロックに対応する最初の行の上に**//としてコメント**が表示されます。
次に、変数宣言ブロックにテクニカル指標値を代入している複合ブロックのコメントです。これはコードにすると1行になってしまうので、どちらのブロックにコメントを付加しても、上の行にコメント表示されます。
例えば、変数宣言ブロックにコメントを追加します。