このセクションでは、MT4のプログラミングの準備として、MT4のチャート画面の開き方や設定項目などに触れています。
最近のMT4のアップデートでは、MT4の画面まわりの変更はないので、本書のアップデートもありません。
MT5に関しても、チャート画面の開き方や設定の仕方は、MT4とほぼ同じです。
ただ、表示項目で若干違いがあります。例えば、気配値表示の項目がMT4だと通貨ペア、Bid、Askとなっているところが、MT5だと以下のように**銘柄、売気配(Bid)、買気配(Ask)**となっています。
MT4はどちらかというと、FXに特化したツールだったのですが、MT5はFXだけでなく、株式や先物取引にも対応したツールという位置付けなんですね。
銘柄の行で右クリックして出たメニューで「チャートウィンドウ」を選択すると、メインウィンドウにチャートが表示されます。
気配値表示に通貨ペアを追加したり、削除したりする方法もMT4と同じです。
チャートのスタイルなどは、「チャート」メニューの「プロパティ」で設定します。
設定したスタイルをデフォルトのチャートスタイルとして保存したい場合、「チャート」メニューの「定型チャート」から「default」という名前で保存します。
これらの方法もMT4と同じです。要するに、チャートソフトとして使うのであれば、MT5の使い勝手はMT4と大差ないということです。
本書はプログラミングの解説がメインなので、チャートの詳しい使い方については省略します。